「ツール」カテゴリーアーカイブ

「指使い」を上達させる

先日、右手の小指の骨を折り、しばらく固定していました。

骨の位置を調整してもらうのって、麻酔とか使わないんですね。折った(らしい)ときより、1万倍ぐらい痛かったです。

そして、当然、小指は固定されます。6週間ぐらい固定しなければならないらしいです。

小指が固定されていると、キーボードは打ちにくく、手書きの文字も書きにくくなり、麺類は非常に食べにくくなります。あまりにも不自由なので「骨なんて勝手にいい具合につくだろう」と固定具を外してました。

一週間後、病院に行くとお医者さんに「せっかく調整した位置がずれている!」と怒られ、再度「1万倍の痛み」を味わうことになりました。しかも、6週間のカウントがリセットされます・・・

流石にもうこの痛みを味わったり、更には固定される期間を延ばしたりすることは避けたいので今度はおとなしく固定されたままにしました。

さて、改めてこうして右小指が固定されると、右手を使うのが大分不自由になります。そうなると、この状況だからこそ感じられる指を使ったスキルなども見えてきました。

今回はそういう指使いのスキルについてリストアップして行きます。

これらは、普通に両手の指が全て使えるときにも便利なスキルだったりするので是非御覧ください。

1.左手電卓

これは、あらためてメリットを痛感したスキルの一つです。

もともとは、「左手で電卓を打てるとかっこよさそう!」という分かりやすい動機で身に付けたスキルですが、右手が自由になるのでかなり役立ちます。

例えば、右手でペンを持って何かを書いたり、書類をより分けたりができるので作業効率も上がります。当然、右手の小指が固定されていても、左手で電卓を打つ際には全く問題はありません。

習得方法についても過去にまとめているので、よかったら試してみて下さい。
結構簡単に身につきます。

【学習レシピ】左手電卓が想像以上に凄い件について

【学習レシピ】左手電卓が想像以上に凄い件について

あ、コツとして追記しましたが、「脳トレになっている」とか「頭が良くなっている」なんて思いながらやると、モチベーションが上がりますよ。
私は、「数字に強くなっていく」とかかなぁ。

ちなみに、人前で電卓を左手で打っていて「すごい」とか「かっこいい」と言われたことはないです。

2.スマホの左手操作

これ、私は普段から左手でスマホの操作をしていました。
これは別に意識的にトレーニングしていたわけではなく、左手でスマホを操作するのは年代的なものもあるそうです。

参考)スマホを持つ手で年齢がわかる!? 20代は右手、30代は左手が優勢【スマホ調査】
http://webnaut.jp/others/595.html

とはいえ、お陰で右手が多少不自由でも障害を感じませんでした。

気づかなかったけど、電卓を左手で打てる際のメリットと同様、利き手が右であれば、スマホを左手で操作できるようになっていると右手で色々できているのかも。

まぁ、普段使わない手を使うことで脳トレにもなるかもしれません。

3.キーボードショートカット

指の骨が折れていると当然痛みがあります。

そうなると、いちいちマウスを持ったりする動作がとても億劫になります。

というわけで、キーボードショートカットを多用するようになりました。

私は、普段からWindowsのExcelを使う際には、キーボードショートカットを多用する方でしたが、MacでExcelを使う際や、会計ソフト(今回は会計王)などのキーボードショートカットも大分認識するようになりました。

何処かにキーボードショートカットを使うのとマウスに持ち替えるのでは、時間的に差は無いという感じの記事がありましたが、何かしら計測の際に何か大事な要素が抜けていそうです。

たとえ、かかる時間が同じだったとしても一度覚えて、習熟すると操作のストレスなどのコストがだいぶ下がると思うのですよね。

もちろん、覚える時間を使うほうがコストがかかるという場合もあるでしょうけれどもよく使う送付となら十二分にペイすると思います。

ちなみに、私は普段、基本的にMacを使っていますが、この辺の基本的以上のキーボードショートカットの覚えやすさは、Windowsの方が優れている事が多いように思います。Macの場合タッチパッドの精度が非常に高いとか、ジェスチャーが使えるとか別な要因があって、あまり不便を感じませんが、単体で比べると。

あまりちゃんと認識してなかった他のソフトのキーボードも覚えたり、Macでの画面操作についても結構積極的に使うようになっています。

4.日本語入力ソフトの機能や単語登録を使う

日本語入力ソフトの「Google日本語入力」を使っていると「z」+「l」(エル)で、「→」が出ます。

コレと同様な感じに「✔」などを単語登録しておくと便利です。私は今のところ「ch」に登録しています。

また、ありきたりですが勘定科目などよく使う単語を単語登録しておくと便利です。「会計王」だと、このあたりはよく作られていて最初の数文字を打つだけですぐに勘定科目や補助科目を入力できたりします。また、日本の会計ソフトだと伝票(仕訳)のコピーができるものが多いようです。

ちなみに、Google日本語入力ほかの向きの矢印も、
「z」+「h」:「←」
「z」+「j」:「↓」
「z」+「k」:「↑」
という感じで出ますし、ほかの記号も幾らかあります。

参考)Google日本語入力で使える「Zコマンド」がすごい@IDEA*IDEA
http://www.ideaxidea.com/archives/2009/12/google_z.html

おまけ)Excel VBA学習のためのWeb・講座・書籍

ここまで、「本当に楽しくプログラミング入門をする方法(VBAから)」「一ヶ月でEXCEL VBAを身につける学習手順」と2回連続でExcel VBAについての記事を書いてきましたが、3回目の今回はおまけとして、私が参考にしたWebサイトや講座、書籍などについて、当時のメモが残っている範囲で記載しておきます。

先の記事(「一ヶ月でEXCEL VBAを身につける学習手順」)は、まず「身につける」ことを目的にしていますが、こちらは先に紹介した学習手順とは別なので、他のおすすめサイトも入っています。

いろいろと役立つサイトも有るのでよろしければ是非御覧ください。

Amazonレビュー風に★マークも付けてみました(もちろん、個人の感想です)。

【Web・講座など】

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★★★★★
●エクセルVBA 達人養成塾
ここの無料講座は、内容も分かりやすくモチベーションが上がります。
特に下記2つは、これから入門の場合には受けておくと良いと思います。

エクセルマクロ・VBA導入編 無料!

エクセル仕事を劇的に楽にする「DPRフレームワーク」
Excelで、データを扱う際の基本的な考え方をわかりやすく教えてくれます。
(こちらは、先に紹介した講座でも教えてくれはくれます。表現は少々違いますが)

ちなみに、私はこちらの有料講座もいくつか受講しました。いずれも良い講座でしたが、Webでの授業なのでモチベーションを保つのがちょっと大変でした。
一気にきっちりと身につけるなら先に紹介した手順がおすすめです。

★★★★★
●Office TANAKA
先に紹介した私のおすすめの習得ステップで紹介している講座です。
記事については、わかりやすいけど、わざわざ頭から読む必要はないと思います。VBAで分からないことがあって、ネットで検索すると高い確率でここの記事が引っかかってきます。解説も丁寧でわかりやすいです。ただ、回りくどいこともあるので、そのあたりははまらないように注意してください。

「VBAベーシックセミナー」
先の記事で紹介したリアルの(Webのではない)講座です。
基本的な、For文とIf文を教わりますが、これを受講するだけで大分いろいろできるようになります。Excel VBAで簡単な自動化ができるようになるためにはこの講座だけでも十分です。

「VBAスタンダードセミナー」
オブジェクト型変数とか配列などを学びます。資格がいらないなら、ベーシックだけ受けて、後は自分で調べながらでもいい気がします。

★★★★
やってみよう!Excel VBAで業務改善!
Excel VBAを学ぼうかなと思った時に読んだストーリー形式の記事です。
初めて読んだときは、VBAのコードについては適当に読み流していたものですが、それでも楽しく読めていました。ストーリーも嫌味がなく、楽しく読みつつExcel VBAについてと、業務におけるイメージが掴めるのでおすすめです。

★★★
【VBAエキスパート Excel スタンダード】なんでもっと早く受けとかなかったのか…
「これってプログラミング言語習得の入り口としてもいいんじゃない。」
記事にも書きましたが、この言葉がモチベーションを上げてくれました。
ちょっと長いけど、最初に読んでおくと良いかもです。資格をとる取らないに関係なく。

★★★
1,200万人の事務員たちよ、VBAという武器を手に戦いに出よ!
なぜ、(事務員が)VBAを身に着けたほうがいいのかが記事にされています。

【書籍】

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※念のためですが、写真はイメージです。私は、普段MacでExcelも使ってますが、Excel VBAを使う際は、Windowsでやってます。

★★★★★
●Excel VBAのプログラミングのツボとコツが絶対に分かる本
立山 秀利

入門者向けの本でとても役立つ本でした。内容的には、「入門者のExcel VBA」のしっかりバージョン。本を置くスペースのあるお部屋に住んでいるならこちらを紙の本バージョンで買うのがよいと思います。Kindle版は読みにくかった・・・

★★★★
●入門者のExcel VBA
立山 秀利

入門者向けの本でとても役立つ本でした。内容的には、「Excel VBAのプログラミングのツボとコツが絶対に分かる本」のショートバージョン的な感じ。どちらか一冊やればOKだと思います。こちらは読みやすさ的にKindle版でも問題ありませんでした。

★★★★
●VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA ベーシック
田中 亨 (著)

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VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA ベーシック [模擬問題プログラム付き]
田中 亨
オデッセイコミュニケーションズ 2009-03-31

「テキスト」という感じで一通り網羅してあり、かつ読みやすくまとまっています。ただ、薄くて、価格は高めです。

★★★★
●VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA スタンダート
田中 亨 (著)

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VBAエキスパート公式テキスト Excel VBA スタンダード
田中 亨
オデッセイコミュニケーションズ 2009-06-04

「ベーシック」同様良い感じです。そして、同様に薄くて高いです。

★★
「Excel VBAの神様」大村 あつし (著)
小説形式で楽しく学べると思いきや、個人的には、なによりストーリーが驚くほどチャチで、救いがなく、著者の自己愛が臭いすぎるのがちょっと・・・
Excel VBAの解説部分はとてもわかり易かったので、別途そういう本を書いていただきたいところです。

★★
●Excel VBA 本格入門 ~日常業務の自動化からアプリケーション開発まで~
大村 あつし (著)

上記の小説形式の本を書いている著者による別な書籍です。小説ではない普通の本ならよいのではと思って購入しましたが、ホントに「教科書」という感じでした。

★★★
●Excel VBA 逆引き辞典パーフェクト 2013/2010/2007/2003対応
田中 亨 (著)
今時はネットで調べれば大抵のことはわかるけど、手元にあると紙をパラパラめくって調べられるので意外と便利です。
この本、今はもっと新しいのが出ているようです。

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Excel VBA逆引き辞典パーフェクト 第3版
田中 亨
翔泳社 2016-07-15

関連記事

「本当に楽しくプログラミング入門をする方法(VBAから)」

「一ヶ月でEXCEL VBAを身につける学習手順」

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英語フレーズを「使える」ようにする「熟達訓練」

lifenotes.jpの記事では、過剰学習(Over Learning)と熟達訓練(Fluency Building)なんてキーワードを何度か使ってきています。これらのキーワードについてバーで、英語で話しかけるシーンを例に解説してみました。

バーで、英語で話しかけることってできますか?

ちょっと考えれば、このための英語のフレーズは、何かしらでてきそうですよね。

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大抵の人は、過去に習った英語のフレーズを「知っている」し、何かしら思い出せるわけです。

でも、実践の場では、即座にでてこなかったりします。「使えない」状態ですね。

それでは、「使える」ようにするためにはどうしたら良いでしょう?

「知っている」「できる」から「使える」スキルにする方法

そのキーになるのが「過剰学習(Over Learning)」とか「熟達訓練(Fluency Building)」という概念です。

例えば、話しかけるフレーズとして、
“May I have a seat here?”を思いついたり調べたとします。
これは、「知っている」段階ですね。

何回か口に出して言ってみれば、このフレーズを話すことは「できる」ようになると思います。

しかし、この段階だと多くの場合、実践の場では思い出せなかったりします。練習するシーンと実践の場では状況が変わっていたりするので、定着しきっていないスキルの場合でてこないのですよね。

そこで、この「できる」状態で練習をやめずに、さらに繰り返します。

これが「過剰学習(Over Learning)」というやつです。
コツは、最初の段階は、ゆっくりと丁寧に行うことです。
こうして「できる」状態を作っても更に、繰り返すことでスキルが定着していきます。

そして、さらにこれを短時間で言えるようにしていくというのが「熟達訓練(Fluency Building)」です。

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※こんな感じ?

ここまでやると、定着度が上がるだけではなく、練習したシチュエーションと異なる場面や、多少の妨害が入っても話せるようになります。実践で「使える」状態になっていくわけです。

2016-11-02_0758クリックすると拡大します。

よかったら是非試してみて下さい。他の学習にもかなり使えます。

この概念を応用したワークショップを開催します。

ちなみに、「一人でやるのはちょっと・・・」という方のために、ワークショップを開催するします。

ワークショップでは、「過剰学習」や「熟達訓練」の理論などを応用しながら練習し、簡単な自己紹介を作り、更にそれをロープレで練習するというのを行います。

そして!講座後には、実際に外国人がいるバーに行ってみて話しかけるというところまでやります。

短時間の講座なので、しっかりと定着というところまでは難しいですが、皆さん実践で使えるレベルぐらいにはなります。
その日に実践!バーで友達を作るための英会話
2016年11月12日(土)

その日に実践!バーで友達を作るための英会話
2016年12月3日(土)

今回参加できないけれども、という方もFacebookなどでコメントやメッセージをいただけたら別日程を調整して開催しますね。

参考文献など

 

巻取り式Lightningケーブルが便利!

概略

百均の巻取り式(リール式)MicroUSBケーブル+Lightning用アダプタが便利だったという話です。これは、MicroUSBケーブルを使うスマホをご利用の方も多分同様だと思います。

ちなみに、便利ポイントは

  1. 巻取り式なので机上が片付く
    机上が片付いているのは予想以上に気分がよく費用対効果がよいです。
  2. さっとしまえる
    いちいち手で巻きつける必要がないのもとても便利です。
  3. 端子部も安いので万が一のときも安心
    100円で新しいものが変えるので、端子が腐食してもすぐ交換できます。そもそも、巻取り式になってから今のところ一度も腐食する事はありません(この問題については後述します)。
  4. 元はMicroUSBだからKindleとかiPhone以外のスマホにも使える
    いちいちケーブルを差し替えず、アダプタ部分を取り替えるだけでOKなのも意外と便利です。

iPhoneのLightningケーブルってよく壊れる

iPhoneのLightningケーブルってよく壊れますよね。すぐ断線したりします。

以前、銀座のAppleストアに持っていたら店員さんに「安物ですからねぇ」と言われ、「なるほど、値段は安くないけど、やっぱり安物なんだ」と妙に納得しました。

そんなLightningケーブルですが、最近は、自宅に複数あったApple純正品がすべて息子(乳幼児)の襲撃にあい、端子部分が唾液により腐食したり引っ張られて壊れてしまいました。ちなみに、断線しにくいはずのAnkerの1,600円ぐらいのやつも虫の息です。断線には強くとも端子部分は、普通に腐食するようです。

こんなことがあると、なんだかそんな「安物」に対して結構なお金を出すの馬鹿らしくなります。そこで、今までなんとなく避けてきた百均のリール式(巻取り式)のを試してみました。

百均の商品を買ってみる

今回の購入場所は、セリア。試したい方は、百均ならどこでも売っていそうなので、お近くのお店で聞いてみて下さい。

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巻取り式のケーブルは、MicroUSBのもの。それにLightningケーブルの端子の部分のアダプタをセットしてみました。もちろん百均のなので、充電しかできないやつです。

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さすがに、こちらは値段も安物だけに充電時間は比較的長いようですが、十分使えるレベルだったりします。

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もちろん、当初の問題についても効果を発揮しています。巻取り式なので、机の上から引きずり降ろされたりといった息子の襲撃を回避しやすくなっています。

しかも、万が一やられたとしてもさきっぽだけなら100円で買えます。さらに、適切な長さのみに調整可能なため机上もケーブルで散らかりにくくなりました。

さらに持ち運びの際にも素早く収納できて便利です。

ちなみに、充電時間が長いのは、抵抗値が高いからのようです。
http://mitok.info/?p=40448

また、次にApple認証(MFi認証)品を買う場合にも、巻取り式(リール式)にする予定です。こんなやつ。

「自信がある人に変わる」ワークシート

先にレビューを書いた
「自衛隊メンタル教官が教えてきた 自信がある人に変わるたった1つの方法 」
下園壮太著

にあるワークを実行しやすいように読み解いてワークシートを作成しました。

最初は「なんとなく良さそう」という程度だったのですが、一ヶ月ほどやってみると「確かにコレをやっていけば自信がつきそう」という感じになってきました。

というわけで、下記のそのワークとワークブックについて解説していきます。

なお、下記の表現などについては、私の理解なので、上記書籍とのずれがある可能性もあります。ご興味のある方は是非書籍を読んでみて下さい。

※注意:このワークは、今現在、ウツだったりする場合には効果が出なかったり、やるのが大変だったりするので向かないとのことです。

得られる と思われるもの

1.自動的にポジティブな自己評価ができるようになり、自信を持てる様になる。

2.普段の行動に適切な目標設定ができるようになり、行動力と自信が高まる。

ということのようです。とても良さそうですよね。そして、

一ヶ月ほどやってみた感じ

●「サイコーの評価法」(無意識の自己評価を意識化する方法)トレーニングについて

  1. 自分への無意識の評価(+声がけ)を修正するきっかけになっている。
    自分自身、調子が悪かったりするとネガティブに考えがちな傾向があるのは知ってました。そういうとき無意識に自分にかけている声は「何やってんだよ」とか「何もできてないじゃん」などなど。コレを意識的に修正しようと試みてみたのですが、なにせ「ネガティブになっているとき」に「自動的にやっていること」なのでなかなかできません。
    けど、この方法なら、朝の寝起きや、夜の寝る前、それに何か実行したときをきっかけにさっくりできます。なので無意識の評価はもちろん、自分への自己否定的な声がけも減った気がします。
  2. できるようになったら、短時間で行うことで自動的にできるようになっていく。
    まずは、型を覚えて、それを何度も繰り返して、更に短時間でできるようにしていくというやり方を取ると、いつでも自動的にできるようになっていきます。下でも少し解説していますが、「熟達訓練」(Fluency Building)という概念ですね。
    何か実行した際に30秒ぐらいでレビューすることを繰り返してくと大分効果がありそうです。もちろん毎回やっているわけではないですが。

●「無意識目標の意識化」トレーニングについて

  1. 億劫な作業に着手しやすくなる。
    よく大変なタスクは、分解しろと言われます。ただ、単に分解しても億劫なタスクはできなかったりするのですが、この手法は、難易度、影響する要因、更に成長過程といったプロセスまで踏み込んで行きます。これによりちょっと億劫な作業も実行しやすくなるようです。億劫だった作業も着手しやすくなり行動力まで上がる気がします。

さて、具体的にどんなものか解説していきます。

ワークの概要

1.(無意識の自己)評価を改善するための「サイコーの評価法」トレーニング
2.無意識の目標設定を意識化し修正する「無意識目標の意識化」トレーニング

内容を少し説明すると下記のようになると思います。
詳細は、書籍を読んで下さいね。

  1. (無意識の自己)評価を改善するための「サイコーの評価法」トレーニング
    ・無意識にネガティブな自己評価をしてしまいがちな人はなかなか自信が持てない。
    ・この自動的に行なってしまうネガティブな自己評価を、一旦意識化しポジティブな自己評価が自動的に行われるように改善するトレーニング。
  2. 無意識の目標設定を意識化し修正する「無意識目標の意識化」トレーニング
    ・上記だけで改善されない場合、もう一歩進めて普段無意識に行っている自分自身に対する期待値(目標設定)を修正する。
    ・自信がある人の場合、なにか行動する際に無意識に行っている目標設定が適切で、過度に自己批判したりせず、状況の変化に合わせても目標も適切に修正できる。
    ・自信がない人の場合、これができないので、自己否定的になったり、イライラしがちだったり、また失敗を避けるためにそもそも行動もしなくなったりする。
    ・そのため、行動する際に無意識に行っている目標設定を意識化し、さらにタスクだけではなくそのプロセスも意識化する。これにより、無意識の目標設定を修正するトレーニング。

Excelシートのダウンロードと使用方法

ダウンロードは、こちら

まず、注意点から、説明します。

  1. Excelの機能について
    Excelの「テーブル機能」と少しだけ関数などを用いて作成しています。特に「テーブル機能」は、古いバージョンのExcelでは対応しない場合があります。リクエストが多ければ古いバージョン用のものも作成しますのでお声がけ下さい。なお、マクロは使用しておりません。
  2. 「Excel開くのが大変」「目標設定が大変」という場合
    私の今の作業環境的には、常にExcelを開きっぱなしなので、このシートを使うと結構楽に使えます。
    ただ、人によってExcelを開くのが手間だったり、そもそも普段パソコンを使わなかったり、手書きの方が良かったりすると思います。

あまりこだわらずに、ご自身の状況に合わせて使えるようでしたら使ってください。「今は使えなさそう」というのであれば、参考程度にとどめていただければと思います。当然ですが、無理にやる必要はないし、やらない方がいい状況の方もいらっしゃると思います。

これは、著者の下園壮太さんにこのシートを観ていただいた際のアドバイスでもあります。

「評価」シート:(無意識の自己)評価を改善するための「サイコーの評価法」トレーニングのため

No.1の行(Excelの行で2行目)は、サンプルとして入力されていますので、削除してお使い下さい。

  1. 「日付」まず、日付を入力して下さい。「10/11」の様に入力すると自動的に年・曜日、およびNo.の列も自動的に補完されます(Excelの「テーブル機能」と関数を組み合わせています)。
    ・私の場合、Google日本語入力を使っています。「きょう」と入力し変換するとその時点での日付が入力されて便利です。なお、他のIMEでも同様の機能がある場合があるそうです。
  2. 「時間」は、「朝」「昼」「夕方」「寝る前」などでもいいですし、実際の時間を入力してもいいと思います。
    私は今のところ「朝」「夜」とか入れています。Google日本語入力を使っている人は「いま」と入力し変換、今の時刻が入るのでそれでもいいかもしれません。
  3. 「対象」には、評価する対象を入力します。
    これは、例えば「寝る前」とか「寝起き」と入れたり、「無意識目標の意識化」まで実行しなくとも、何か作業をした際に、その作業を評価するのに使用しています。もちろん、入力しなくともOKです。
  4. 「よかったこと」を3つ入力します。
    この手のことはいろいろな本に書いてますが、私はどうしても「こんなことして意味あるのかな?」とどこかで思ってしまうほうです。でも、ちょっと続けてみたところ、結構良い感じです。
  5. 「わるかったこと」を1つ入力します。
    悪かったことがなければ、無理に入力しなくてもいいそうです。実際、私も特にわるかったところが出ないこともあります。その場合、あえて反省点を見つけることもあるし、そのまま書かないこともあります。
  6. 「今後」については、基本的に「わるかったこと」に対する今後の対応案を入力します。
    具体的なものの方が良いかもしれませんが、こだわりすぎたり、難しく考えすぎて書けないよりは気楽に書いたほうがいいようです。

コツ:

  1. 回数の目安
    本気でやれば40回、だらだらやっても400回で身につくそうです。まずは、40回を目指してみましょう。
  2. 実行タイミングの設定
    最初は、朝の寝起きとかお昼休みとか夜寝る前など、時間を決めて、ゆっくりと丁寧に行うと良いでしょう。最初から無理すると続かないので、最初は丁寧にやってきましょう。
  3. 慣れたら普段から実行してみる!
    慣れてきたら、ちょっとした何か実行したことに対して、シートを使わない(使えない)ときも30秒ぐらいで実行してみると良さそうです。次の「無意識目標の意識化」まで行っていなくとも実行してみると良いかもしれません。
    色々なシーンで自動的にポジティブな自己評価が行える様になるそうです。これは、lifenotes.jp以前紹介した「熟達訓練(Fluency Building)」という概念から考えても、何度も繰り返し、短時間でできるようにしていくと「汎化」と言って様々なシーンで自動的に使える様になるはず(私も実践してみます)。

「目標設定」シート:無意識の目標設定を意識化し修正する「無意識目標の意識化」トレーニングのために

このシートの使い方は、基本的に「評価」シートと同じです。
「サイコーの評価法」を実行する前に、目標設定の箇所があります。

手順としては、

  1. 実行日を入力します。
  2. 時刻を入力します。
    これも「朝」とかでもいいですし、実際に時刻を入力してもいいと思います。私は今のところ「朝」「夜」などと入れています。
  3. タスクの名称を入力します。
    ちなみに、タスク自体は、一日の中で重要だったり、着手するのが億劫だったりするものをやっています。
  4. 難易度を入力します。
    結構簡単に見積もっているけど、意識してみるとある程度の手間や難易度だったりがわかります。
  5. 「この作業に影響する要素はどんなものがあるか?自分だけの都合で結果が決まるのか?」
    これも気づきにくいのですが、何かの作業をする際に他の影響を考慮してなかったりします。また、自分の都合だけで決まらないこともちゃんと想定しておくと対処しやすくなります。
  6. 「どんな成長過程を踏むのだろうか。」
    ちょっとわかりにくいですが、何かこのタスクを実行することで得られそうなものを入れています。
  7. 「その目標で意欲が湧くか?」
    そもそも全く意欲がわかない場合、やる必要がなかったり、今やるべきじゃなかったりするのではないかというのも考えてみてもよいかと思います。
  8. 「合格目標は?」
    最低限これはできるはずというのを入れておきます。
  9. タスクを実行します。
  10. 「サイコーの評価法」を行います。
    さっくりでいいです。

私の場合、これを意識的にやってみると、簡単なはずのタスクが実は難しかったり、想定していない要素に影響されていることに気づけます。普段、そもそも、そいういうことを無視してなんとなく、無意識に、目標設定していることがわかりました。

例えば、「無意識の目標設定」に対して、思ったよりも時間や手間がかかったりすると「こんな簡単なこともさっくりできないのかよ?」的な感じの無意識の自己評価をし、凹んでいたり。

最後に

本を読んだ際、私の場合、「サイコーの評価法」というネーミングだけでちょっと敬遠しそうになってしまいましたが、ちょっとやり続けてみると大分良い感じです。

メソッドや考え方なども著者の自衛隊の現場でのカウンセリング経験が生かされているものなのだと感じます。

なお、Excelシートの修正を含めた、前向きなフィードバックやご質問は歓迎です。場合によっては修正版なども作成しますので、メールFacebookでお気軽にお声がけ下さい。

英語シェアハウス(没頭法と「言葉の母」)

なにかのスキルを効果的に身につけるにはどうしたら良いでしょう

何を学ぶにしても大事なポイントや練習の方法はあるようです。

ジョシュ・カウフマンさんの「大抵のことは20時間で習得できる」という本には、
http://goo.gl/6iryPF

「没頭法(イマージョン)」というものが紹介されています。

書籍内の紹介によれば、
なにかの言語を覚えたければそれを話す環境(国)に数週間から数ヶ月住めばたいてい習得できる、というものです。

ただ、この方法の欠点も記載されていて、「それなりの期間にわたってスキル獲得を最優先にする必要がある」とされています。

実際、仕事や生活をなげうって語学習得のために別の国に行くのは、金銭的にもかなり大変ですよね。

しかも、「没頭法」を使ったとしても「スキル獲得」を最優先にしポイントを抑えた学習が必要なようです。

英語シェアハウスという選択

一方で、覚悟はあるけど、、という人には、英語シェアハウスという手もあるかもしれません。

生活の場を英語を学ぶ場にすることにより日本に居ながらにして留学するか、場合によってはそれ以上の効果を得られるかも知れません。

というわけで、実際どんなものだろうと思い東京の府中に11月にオープンしたWill FUCHU(http://irodorifactory.com/fuchu/)という英語シェアハウスに一泊させていただきました。

その際、マネージャーのマックさんやリビングでお会いした入居者の皆様からいろいろとお話を聞かせていただく事が出来ました。

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※写真は早朝に撮ったものですが、夜はこちらでお話を伺いました。

Will FUCHU(府中)

さて、結論から言うと、これは思ったよりも学習効果が高そうです。

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※こちらは、英語関連の本がたくさん置いてあります。(マックさんの蔵書だそうです)奥は、勉強用のスペースです。

その理由として感じたのは、

1.英語を本気で身につけようという方が集まっている。
やはりどういう人に囲まれているかというのは、自分のモチベーションやその維持に大きな影響を与えます。

入居者の皆さんは、いろいろなキャリアの方が集まっていました。
何より英語学習のために生活の場を変えた人たちなので、本気で英語を身につけようという学習意欲の高い方々が集まっています。

私はたった一晩だけでしたが、それぞれ目的があって勉強されている方ばかりなのでとてもいい刺激になりました。

2.フォロー体制
入居者でもあるネイティブの英語の先生のレベル別の授業を受けられます。
これは、受けていないのでわからないですが、それぞれ内容が濃いみたいです。

また、有志の方による早朝の勉強会などもあります。
早朝の勉強会って気合が必要そうですが、住んでいるところが、そのまま早朝の勉強会の場というのは精神的なハードルがとても低くなります。

3.外国人と一緒に暮らす
入居者は日本人だけではありません。

日本語禁止ではないのですが、共通言語は英語。

なにより、日本人同士でも気兼ねなく英語で話してOK
な環境になっています。

4.設備が整っている
Will FUCHU(府中)は、元々寮だった建物を専用シェアハウスとしてリフォームされています。

そのためエントラスやリビングもとてもおしゃれで広々としています。ラウンジには、食事をするところ、勉強をするところ、ソファ席があります。

さらに、別途、シアタールーム(スタディルーム)もあり、みんなで映画をみたりすることも出来まるようになっています。

5.お互いの学習をサポートする雰囲気があるこれは、語学学習においてとても大事なポイントだと思います。

TEDで「言葉の親」という表現を使っている方がいましたが、
まさに、こういう雰囲気があるのですよね。
http://logmi.jp/13562 (参考:5.「言葉の親」を見つける)

少し前に「失敗から学ぶ」という記事を書きましたが、
まさにそれが許容され、周囲が「言葉の親」となるような環境なのですよ。

例えば、朝の勉強会などでは、私が変な表現を使っても、理解しようとしてくれていたり「ミスを直す」のではなく、正しい表現で理解を確認してもらえたりします。

ちなみに、私は、この逆の、聞いてもいないのに文法や表現を正してくる「押し付けアドバイザー」に何度も遭遇してきました。
これやられると、特にはじめのうちは、怖くて話せなくなるのですよね。

これ、本人は、「相手のためを思って言っているつもり」なのだけど、実は相手のことじゃなく、自分の承認欲求を満たすための行為みたいです。
なので、遭遇しても「満たされていないのね」と思ってそっとしておいてあげると良いかもしれません。

まぁ、私も「押し付けアドバイザー」なりがちなので、
もし私がそうなっているのを見かけたら、そっと優しく教えて下さいね。

もちろん、Will FUCHUでは「押し付けアドバイザー」は皆無でした。

IMG_1001
※こちらは、ソファのあるスペース。朝の勉強会はこちらで開催されました。
というわけで、状況が許せばしばらく住んでみたいぐらいの環境でした。
英語を身につけたいという方やキャリアップを考えている方は、
今なら、無料宿泊体験などもあるので申し込まれてはいかがでしょう。
http://irodorifactory.com/fuchu/

ちなみに、下記にお知らせする通り次の日曜日(12月7日)には、Will 府中でインターナショナル・パーティーも開催されます。
https://www.facebook.com/events/1571933959692743/
まずはどんなところかみてみたいという方はこちらに参加してもよいかもですね。

参加料は、2,000円
ただし、スーパーマリオの格好をするかきのこ料理を持参すると1,000円になるそうです。

ちなみに、12月7日(日)は、Will FUCHUのラウンジをお借りして下記のワークショップも開催します。

失敗から学ぶ英会話ワークショップ(パーティー編・12月7日(日))

http://goo.gl/Spr11P

バーやパーティでの英会話は、「英語で、知らない人に話しかける」というハードルがあります。

せっかく英語を勉強していてもこのハードルが英会話の機会を
大幅に減らしてしまい、英会話がいつまでも上達しない・・・
なんてことはありませんか?

このワークショップでは、こんな問題を解決するために、
「正しい英語」ではなく、コミュニケーションのための英語として、「失敗から学ぶ」方法とその準備をしていきます。

ワークショップ後には、別途上記のパーティも開かれるので
是非合わせてお申込み下さい。

詳細・お申込みは、今すぐ下記から
http://goo.gl/Spr11P

【教材】バーで英会話を楽しむための第一歩

バーで英会話を楽しむための第一歩になるような教材を作ってみました。
インストラクショナル・デザインという考え方を用いて作成しています。
#元は、熊本大学の科目等履修生として受講していた授業の課題でした。

学習内容自体は、ネットで調べればすぐに出てくる程度のものですが、教材という形にする事で、より役に立てるのではないかと考えています。

実際、勉強会に参加された方や教材を試してくださった方には好評でしたので、よろしければ、やってみた感想などいただけると嬉しいです。

ちなみに、英検3級程度の英語力があれば問題なくできる内容だと思います。

逆に、事前テストを行なってみて簡単すぎると感じる人には、さらっと読み流す程度でOKだと思います。所要時間は、テストやフレーズを覚える時間を含めて、トータルで1時間程度です。

事前テスト・事後テスト・アンケートは、スライド中のURLをクリックして実施してくださいね。

よろしければ、是非感想までいただけると嬉しいです。

ベクトルと自己受容

仕事とかで凹むことってありませんか?

私の場合、ある時期、講座の懇親会の後にやたら凹むようになったことがあります。お酒が少し冷めてきたあたりから凹むのですよね。

「お前、何偉そうに話してたんだよ?」とか「自分の事ばかり話してんな」とか、最終的には「お前には価値があるのか?」いう感じで、自分のしていたことを振り返って凹んでいた気がします(そもそも、「この思考パターンに問題がある」とかいう話は、また今度)。

ベクトル

ちょうどこの頃、仕事について教えてくれていた「先生」から「君は、自分にばかりベクトルが向いている」と言われていました。「自分の事ばかり気にする」とか「相手(顧客)目線がない」という事を指摘されていたのだと思います。

お酒を飲んだりして気持ちよくなっている時は、ベクトルを自分に向けたまま、自分の話ばかりしていたのだと思います。自分の話をする事で、自分自身の「俺には価値があるんだ」、と承認欲求を満たそうとしていたのでしょう。(自分自身そういう人が苦手なのにまさに自らがそうなっていたわけです。)

そして、帰り道とかで「何やってんだろ?」と凹んでいたわけです。

「貢献」の意味

ただ、当時は「ベクトルを他人に向ける」と言っても、どうしていいのかがわかりません。
普段、人に「がんばって」気を使ってみるのですが、なんだかすぐ忘れてしまいます。しかも、変に気を使った感じなので、自分としても(たぶん相手にも)なんだか不自然な感じです。

その後、アドバイスを受けたり、いろいろ本を読んだりして、「他人のためになる事をする」とか「貢献をする」とかやって、その先生からも「多少は人の事を意識できるようになった」といわれるようになりました。とはいえ、「貢献」とか他人を喜ばせる、事の意味は余り理解していなかったと思います。なんとなくそうした方が良いという効果だけ理解して。

この辺の理屈をスッキリと解説してくれていたのが、「他者貢献」「他者信頼」「自己受容」というのがつながっているという話。「アドラー心理学」、特に岸見一郎さんの解説本です。

 自己受容のために

自分を受け入れる「自己受容」ができるようになるためには、「他者貢献」をする必要がある。そのためには、そもそも「他者信頼」があるのだというように理解しました。

これで、あまり理解できていなかった「貢献」という言葉がやっと理解できた気がします。

なんか、日々苦しいなとか、そういう人は、日々少しずつ家族や同僚、友人などを喜ばせる事、「他者貢献」をすることで、自分を受入れられるようになるかもしれません。

 

なんてことを、二日酔いで軽くだるい中「アナと雪の女王」を見ながら思いました。

「嫌われる勇気」とアドラー心理学の本

しばらく前に「嫌われる勇気」を読みました。

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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎 古賀 史健
ダイヤモンド社 2013-12-13

by G-Tools , 2014/06/22

大分、話題になっている本でそういう本が必ずしも良い本だと感じるかというとそうでもないことも結構あります。しかし、この本は本当にとても興味深い本でした。

また、サブタイトルには「自己啓発の源流」とありますが、これは大げさではないと感じました。

特にベースが「アドラー心理学」という学問だけに、個々の状況による解釈が入る前の本質的な事が多いようです。

例えば、自己啓発の書籍などでは、部分だけ切り出されて語られていたり、一個人の経験談や特定の状況下でのみ有効なことを過度に一般化されていたりということがあります。

しかし、この本では、その個々の事例の話以前の本質的な(と思われる)ものが多く語られているところも魅力の一つだと思います。

本の構成としては、全体を青年と哲学者の会話の形式を取っています。そのため、読みやすく書籍の世界に入りやすくなっています。

逆に、会話形式だけに回りくどかったり理解しにくくなっている部分もありますが、それでもアドラー心理学の概念を広める意味ではこの形式である事を含め、とても価値のある一冊だと思います。

ただし、

「アドラー心理学を本当に理解し、生き方が変わるようになるまでには、これまで生きてきた年数の半分が必要になる」

ということも最後の方に示されています。

ネットでの記事を読むと、「この本を読んで以来、怒らなくなった(感情的な手段を使わなくなった)」なんて方もいるようですが、「感情」に限らず私の場合はなかなか難しいなぁと感じることもいろいろあります。

また、正直なところ全ての概念に同意できているわけでもないです。この辺りは私の理解が浅いだけかもしれませんが。

とはいえ、lifenotes.jpでは、「人生を楽しくする」ことを目指しているので、どうやってこの概念を取り込んでいけるかも考えていこうと思います。

下記は、「嫌われる勇気」の後に読んだ関連本のメモです。
特に「嫌われる勇気」の岸見一郎氏の「アドラー心理学入門」がオススメです。

「嫌われる勇気」の後、岸見一郎氏のアドラー心理学の本を幾つか

「嫌われる勇気」の後、アドラー心理学の本を岸見一郎著のものを中心に幾つか読んだ。
人の感想を聞いていると、「自分の都合のいいように理解を歪めているよなぁ」というのもあるので、自分の中にもそういうのがあるかもしれない。

というわけで、何度か「嫌われる勇気」を読み返した後に他の岸見さんやアドラー心理学の本を読んだ。

「アドラー心理学入門」

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アドラー心理学入門―よりよい人間関係のために (ベスト新書)
岸見 一郎
ベストセラーズ 1999-09

by G-Tools , 2014/06/22

「アドラー心理学入門」は、「嫌われる勇気」の理解を深めるのにとても役だった。
比較的読みやすいし、すんなり読める(自分を省みると心に痛いところも多かった)。

「行動面と心理面の目標」
「目的論」「勇気づけ」「課題の分離」「横の関係」「承認欲求の否定」「全ての悩みは対人関係の悩みである」「劣等コンプレックス」「人生の嘘」「いま、ここ」「人生の意味」など「嫌われる勇気」に出てきた概念や言葉の理解を深めるのに直接的に役立つ。
わかりやすさで言えば「嫌われる勇気」よりも分かりやすい。

個人的には、「わたしには能力がある」「自己受容」「他者貢献」「共同体意識」この辺りは、エドワード・デシの「有用感」「関係性」を思い出した。概念としては、イコールじゃないだろうけど。

一方で、いまいち理解できないところ、「理解したくない」ところもやっぱり少し残る。「課題の分離」により、「おもてなし」とかも否定されるのかなとか。「おもてなし」はあってもいいと思う。
例えば、商売において相手の顕在的・潜在的ニーズを把握するというのは大事だから、少なくとも供給側は「課題の分離」をしてしまっては成り立たないのではないか。
まぁ、相手にも「空気を読んで当然」というのを求めてしまうところが問題ということなのだろうけど。

あと、アドラーさん自身の話に関しては、結局本人もフロイトの弟子と呼ばれることに対しては「怒り」でコントロールしようとしてたり、自分の娘のことに関しては「課題が分離」ができていないということなんじゃないの?というようなエピソードも紹介されている。

「アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉」小倉広著

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アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉
小倉 広
ダイヤモンド社 2014-02-28

by G-Tools , 2014/06/22

Kindle版のが大分安いのでKindleで読んだ。出版社がタイミングよく、うまく仕掛けた感じの本でそこそこ売れているのだろうけど、自分にはKindle版で十分だった。

著者の解釈は、なんだか結局生きるのが大変そうで好きじゃない。
著者のそれまでの生き方(というか今の仕事?)に無理に合わせている様に感じる。
岸見さんの理解・解説の方が好みだし、中庸なのだということを改めて感じた。

個人の成功体験とか失敗談とか羅列。抽象度が低くて、具体性が高いのだけど、個人の成功体験(俺はこうして成功した)という感じで、個々の状況や持っている考えに合わせて解釈されているため、他の人には役立ったないという感じか。

一方で、泥臭いからこそのテクニックもあってその部分は参考になった。
もちろん、そのままじゃ役立たないのだけど。

例えば、
「苦しみから抜け出す方法はたった一つ。他の人を喜ばせることだ。「自分に何ができるかを考え、それを実行すればよい。」

というアドラーの言葉を受けて、著者は、

「手帳に周囲の人に喜んでもらうためにできることをリストアップして、それを一つづつ実践するように心がけている」のだそうだ。

上記のアドラーの言葉は、「他者貢献」という行動をすること。その行動は「他者信頼」が前提になる。このことは、他者を「敵」ではなく、「仲間とみなす」ことになる。そして、他者との関係性の中、共同体における価値を感じることは「自己受容」につながる。
ということなのかだと理解した。(この「他者貢献」「他者信頼」「自己受容」は、それぞれ相関しているもの)

「困ったときのアドラー心理学」岸見一郎著

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困った時のアドラー心理学 (中公新書ラクレ)
岸見 一郎
中央公論新社 2010-09

by G-Tools , 2014/06/22

これは、質問に回答する形式の本。
今回、読んだ本の中でもっともわかりにくい。
他の本でも多少見受けられるけど、岸見さんの例が唐突だったり、「それでどうなったの?」という結論もなかったり、言いまわしが回りくどかったりというところが大分目立つ。
また、ご自身だけではなく両親や息子さんなど親族のこともネタとして「捨て身」で書かれている。それによりわかりやすくなっている面もあるけれど、ちょっと痛々しい感じがした。
「嫌われる勇気」「アドラー心理学入門」のジュンで読む分には知識の強化になって良いのかも。

あなたをストレスから開放する忘れ物対策!

忘れ物ってしませんか?

私はよくしていました(今でもだけど)。

そして、忘れ物をして人に迷惑かけると、当然怒られたりするわけです。

「意識が低い」とか「やる気あるの?」とかね。

私はよく言われていたし、逆に私も部下の人にそんなこと言っていたりしたこともあります(部下だった方、ごめんなさい)。

そして、その時は、当然、意識もするし、反省もします。しかし、なかなか改善はされないのですよね。
これは、私自身もそうだったし、部下だったよく忘れ物をする人もそうでした。
むしろ、更によく忘れるようになったりもします。多分、過剰に意識しすぎたり焦ったりして、抜けが生じるのでしょう。

そんなこと繰り返していると、逆ギレしはじめたり(上司だった方、ごめんなさい)、忘れ物をした時に自動的に「俺ってなんてダメ人間なだろう」とか「生まれてきてごめんなさい」みたいな気持ちになったりするようになります。(※1)

今日は、そんなあなた(?)に解決策を提示しましょう!

忘れ物を防ぐ方法

その解決策とは、「チェックリスト」です。
「何だ。そんなことかよ」と思った人もいることでしょう。こんなことを言われたら、私も思いそうです。
もしくは、「そんな機械的なことに頼ろうとする姿勢がダメなんだ」とか思った人もいるかもしれませんね。
ただね、これコツとか理屈があるのですよ。

まず、忘れ物をしがちな状況として、私の場合、出掛けがあります。出掛けは、直前まで何かをしていてそこから準備をするわけです。
この際は、多少なりとも焦っている事が多いのですよ。出掛けに限らず、焦っていたりすると平常心がゆらぎます。多少心が乱れている状態になるわけですよね。
そうすると、思考力が分散したり低下してしまい、本来出来るはずのことも出来なくなります。

というわけで、毎回必要なことは、あなたの貴重な思考力を使わずともできるようにしておくのが得策です。そのために、チェックリストを使う、というわけです。

チェックリスト使用時のコツ

チェックリスト使用時のコツとしては、

  1. 指差し確認をすること。
    チェック項目を適当に流したりすると、チェックリストを使っていても忘れます。その時の精神的ダメージと言ったら、もうアスファルトに大の字にうつ伏せで寝てしまいたくなるほどです。
    そこで、「指差し」という動作を伴わせる事により意識を向けやすくします。
    完了したら、「おしっ!」と思うのもよいでしょう。
  2. チェックリストを使って行なう項目にかかる時間を把握しておく。
    私の場合、大体3分以内に完了します。逆に、チェックリストを使わなかったり、使っても適当に流したりして、忘れ物をするとかなりの時間をロスします。
  3. 大事なものは前の晩に用意しておく。
    前の晩だと時間的に多少距離があるため、自分事ながらかなり客観的に判断できます。億劫かもしれませんが、とても大切な生きる知恵です。
    小学校(幼稚園でしたっけ?)で習おうことって大事なことが多いですね。

それでは、こんなチェックリストの実行を助けてくれるツールを紹介しましょう。

チェックリストのためのツール

ReDo
私が最近使っているのは、ReDoというiPhoneのアプリです。何度も使う前提のシンプルなチェックリストを作れます。リストの共有もできます。私は、以前、友人に押してもらって以来、愛用しています。
ただ、残念ながらアプリ自体は、今は更新されていない様子。
リストは、私が使っているものでよければ連絡をいただければ共有しますよ。

あと、Androidで同様のことができるアプリをご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい。


旅行用のは、マップ形式のものを使っています。
全体像が見渡せるのと、カテゴライズされているので必要箇所のみチェックしていけるの便利です。
じゃあ、なぜ普段使わないかって?普段も使っていたのですが、マンネリになったためか、見落としが多くなったので使わなくなりました。

参考文献

 

おまけ

最初に書いたとおり、いまでもまったく忘れ物をしないわけではないのです。それでも、チェックリストを使って無駄に思考力や注意力を使わなくても良くなったことはかなりストレスを和らげてくれます。ほんの数分の投資が、その後の不快な感情を避けるのに役立つのであれば十二分に価値があるとおもうのですがいかがでしょう。

※1 そもそもこれは、根本に「俺ほどの能力のある人間が、こんな間違いをするわけがない」的な驕りがある気がしますが、それはまた今度。