「インタビュー」カテゴリーアーカイブ

隙間時間だけでTOEICのスコアを上げた方法

lifenotes.jpで、学習の理論として使っている「熟達訓練(Fluency Building)」とか「過剰学習(Over Learning)」という概念があります。これを実践して英語上達やTOEICのスコアアップのお手伝いをされている吉田直樹さんという方にお話を伺ってきました。

吉田さんのメソッドは、気合と根性で乗り切る感じでもなく(そういう部分や、そうなる人はいるかもですが)、ちゃんと理論と結果があり楽しみながら取り組めそうな内容です。

※文中の写真は、すべてイメージです。念のため。

TOEIC受検のきっかけは?

2014年に、フォーカス・リーディングの寺田昌嗣さんの「高速学習」の講座というのが有ることを知り、「おもしろそうだ」と思って参加しました。

その講座では、なにか学ぶ目標を決める必要があり、「年内(7ケ月)でTOEIC730を超えること」を目標にしたのがきっかけです。

どのような英語学習をされたのですか?

直接英語の話では無いのですが、20年前仕事でイタリア駐在になった時、イタリア語を学んだことがあります。

その際、スキマ時間にシャドーイングをひたすらやって教材を覚えてしまうくらい繰返していると、一年ぐらいで仕事では大体通訳ができるようになり、 3年後にはイタリア人の部下をイタリア語で説教するようになってました。

ただ、その方法は英語には中途半端にしか適用していなかったし、「TOEIC 730点は一生無理」とあきらめていました。

 

 

寺田さんの高速学習講座後も英語に時間はかけられませんでした。

しかし、寺田さんの「スキマ時間でウォークマンを活用してできるだけ繰返し、思い出す回数を増やす」というやり方が、イタリア語でうまくいった時の方法とミックスし易かったので、移動や雑用の時間でなるべく「耳と口で頻出フレーズ集をやる」ようにしました。

そうしたら、気づいたらTOEICの文章が以前より遥かに簡単に分かるようになっていました。」

ご自身のTOEIC受検の結果はどんなでしたか?

 

当初のTOEICのスコアは、655点。そこから前述のようなスキマ時間の学習を進め、6ヶ月に試しに模試をやったら軽く目標を超えて765点。

それで面白くなってさらにTOEIC問題で集中的にトレーニングしたら、2ヶ月で920点になり、自分でもびっくりしました」

『英語はこんなに楽にスキマ時間で上達できるんだ』ということが分かったので、社内で英語上達したい人のお手伝いをするようになりました。

受講生の方の実績はどうですか?

 

※写真はイメージです。日本人向けの勉強会です。

過去のTOEICのスコアが約450点の人にはDUO selectからやってもらい、700点になったり、約650点の人にはDUO3.0からやってもらって、765点というように伸びています
「英語を毎日やる習慣がついた」「気が付いたら英語ができるようになっていた」とか「TOEICで『単語がわからないので解けない』ということがほとんどなくなった」などの喜びの声を頂いてます。

どんな教え方をされているのですか?

 

英語は教えず、英語の練習方法を教え、継続のサポートをします。

練習としては移動時間等で、「「DUO Select」や「金のフレーズ」を徹底してシャドーイング中心にやってもらいます。

まずは、DUOをひたすらシャドウイングをしていきます。シャドウイングは、文章を英語の語順で理解するよう意味の塊で区切ってやったり、さらに上達に合わせて複数のパターンで行ってもらいます。

一冊を3~4ケ月かけて何百周も気楽に繰返し、「文が始まったらその音声を追い越して言えるようになるまで」やり込むように指導しています。

倍速再生や秒戻し再生も活用するようしつこく指導しています。

#このあたりがまさに、「熟達訓練」とか「過剰学習」ですね。

lifenotes.jp の講座(「その日に実践!バーで友達を作るための英会話」)に参加されていかがでしたか?

 

※写真はイメージです!こんな人はいないし、こんなかっこいいバーではないです。

やはり、「Fluency Building(熟達訓練)」などの考え方には、大変共感しました。

ほかに伝えていく際に参考にできそうなこととしては、話しかけるステップを分けていることや、自分自身のことを話せるように自己紹介のネタをマインドマップで作っておくことなどが特に参考になりました。

まとめ

吉田さんは、今は英語上達したい人を指導する立場にいるので、いろいろと上達方法を研究されていらっしゃいます。

私ともフォーカス・リーディングの寺田さんの高速学習講座で出会いました。

実際に、寺田さんの学習に関するU理論や実践的な理論も応用して指導をされているそうです。

また、「Fluency Building(熟達訓練)」という言葉自体は、ご存知なかったそうですが、概念自体は実践されていらっしゃった方です。

さらに、自らだけではなく他の方にも結果を出させている方なので、その手法はとても興味深いだけではなく確度も高いものだと思われます。

英語上達やTOEICのスコアアップを狙っている方は、是非下記をご覧ください。

詳細は、こちら
http://ameblo.jp/toeic-coach/entry-12126149309.html

「一番早く覚えられる英単語アプリ」mikan・インタビュー(後半)

こんにちはlifenotes.jpの伊藤です。
今回は、mikanのインタビューの後半部分をお送りします。

忘却曲線理論など
今後の目標「一億総バイリンガル」
英語ができるようになるためには?
Android版の予定
効果の出る使い方

などについてのお話をしています。
インタビューを行ったのは2ヶ月ほど前なのですが、私は、それから、 今までmikanを使い続けています。インタビュー にあるように、復習を中心に行なうようにしたところ効果をとても実感出来ています。
英単語学習が必要な方は是非使ってみてください。お勧めですよ。

「一番早く覚えられる英単語アプリ」mikan開発者に聞く学習方法のまとめ

今回は、リリース前から話題になっていた英単語学習アプリ・mikanの宇佐美峻さんにお話を伺ってきました。

「2日で約3000語を暗記!」
「圧倒的に一番速く覚えられる英単語アプリ」

なんてキャッチコピーが目につくmikanですが、実際のところどうなのでしょう?
#ちなみに、インタビューの時点(2015年1月27日)Android版はもう少し先になりそうとのことでした。

インタビューの全編は、Podcast(2回に分けてお送りします。この記事の最後に、リンクがあります)でメルマガでは、mikanのまとめをご紹介します。

なので、今回のメルマガは結構長めです。

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※みかんジュースをいただきながらインタビューを進めました。とても美味しかったです。ご馳走様でした。

「一番早く覚えられる英単語アプリ」開発者に聞く学習方法のまとめ

結論を先に書くと、このアプリよいです。
そして、すごくまっとうです。

まず、さくさくやっていくのが結構楽しいのです。
一日やっただけで書いているわけではないですよ。
一ヶ月ぐらいは、やり続けていると思うのですが、今のところ楽しく続いています。

もちろん、英単語の学習なので、ある程度の根性は必要です。

なので、3000語を2日でなんていうのは、私には無理かもしれません。覚えたはずの単語を覚えていないなんてことも普通です
(この辺の考え方は、下記参照)。でも、続けられています。

そして、すごくまっとうというのは、その考え方なのですよ。

「復習が大事!」の意味

mikan自体、単語の学習において復習を大事にしています。
また、副次的なものとのことでしたが、メルマガで紹介してきたような「過剰学習(Over Learning)」や「熟達訓練(Fluency Building)」という考え方にも則しているアプリだと思います。

効果については、私は今のところ一日10~15分程度の学習ですが、それでも効果を感じられています。

また私は、今はmikanのTOEICカテゴリを学習しているのですが、ニュースサイトなどを読んでいると学習した単語に出会うことが結構あります。

なにより、一日、50単語とか100単語というペースでも達成感を得られやすく、楽しく単語の学習を進めていく事ができるのが魅力です。

今は、この辺りはユーザーの工夫や意識もある程度、必要だと思いますが、今後は自然に学習効果が高まるようなインターフェイスにしていくそうです。

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※オフィスは、「みかん色」で統一されていました。

mikanの単語学習のベースにある考え方

mikanは、宇佐美さんのExcelを使った英単語の学習方法をアプリにしたのが元、とのことです。

さらに英単語合宿などを通して実験を繰り返し、どのようなパターンが最も記憶されたかという実験を行ってきたそうです。

結果、辞書を引いたり例文を調べたりと一つの単語に「長く触れる」よりも、「回数」を多く触れたほうが記憶強度があげられることがわかったそうです。

そのため、mikanの考え方としては、
時間をかけて「一つ一つの単語を確実に覚えていく」
のではなく、
1000単語、2000単語と多くの単語に触れていくというものになっています。

そうすると、覚えているのはそのうちの6割だとしても「覚えている絶対数」は増えていきます。

例えばじっくりと時間をかけて300語を覚えるよりも、1000語の単語に触れ、そのうち6割でも覚えていれば、600語覚えられる事になると言うわけです。

こう聞くと、

「一つ一つしっかりと覚えなきゃ」

というプレッシャーから開放されませんか?

結局、完璧に覚えようとしても、文脈により意味が異なっていたりします。

それに様々なシーンで出会うことでその単語の記憶が強化・定着していくことを考えると理にかなっているように思えます。

一単語当たり一つの意味で、効果はあるのか?

これは、私が最も気にしていたところです。

事前に知り合いの英語の先生にも聞いていたのですが、その方の話と同様、宇佐美さんの回答も、まずは一つの意味でもその単語の取っ掛かりをつけるというのが大切とのことです。

そこで、まずは、「森」を把握して「ネットワーク」を作り、それを起点に単語の他の意味などを覚えていくという方法ですね。

単語を覚えるコツ

mikan、というか単語学習の効果的な方法を伺ったところ、合宿が最も効果的と思われるとのことでした。

通常の3~5倍ぐらいの学習効果があるのではないかとのことです。
これは、エビングハウスの忘却曲線を参考に考えてみると、忘れきる前に復習するからのようです。

実際、mikanの宇佐美さんは、合宿を何度も行ってきたそうですが、かなりの効果を上げてきたとのこと。

とは言え、現役東大生などかなり勉強に慣れていると思われる人たちですら、「きつい・・・」という言葉が漏れるとか。

というわけで、合宿ではなくmikanを普段の学習で活用する際のコツを聞いてみました。

それは、(やっぱり)復習をすること。

これは、覚える段階での回数を増やすと言うのとも重なりますよね。記憶だけではなく、想起も繰り返すことでスムーズになると思います。

例えば、以前も書きましたが、昔ある人に
「英単語をどうやって覚えたらいいだろう」
と相談された際に
「忘却曲線をベースにした復習のタイミングでやってみては?」

と伝えたところ、一年後ぐらいに単語を一気に覚えていく事ができたと報告してもらいました。
(私は、アドバイスするだけで、自分で英単語を覚えたわけではないのですが)

さらに、宇佐美さんの話で興味深かったのは、復習を進めていくのは結構楽しい、ということ。

そして、逆に「前にやったはずなのに覚えていない・・・」というのは結構なストレスになると言うこと。

復習のタイミングを意識して実行し、楽しく進められるように調整するのがよさそうです。

他のアプリなど

私自身、以前、「一分間英単語」というアプリを試したことがあります。
http://www.1study.jp/apps/
インターフェイスも綺麗で使いやすいですが、これもかなりの根性を要求されるため途中で挫けてしまいました。

一分間英単語が、一つの単語に復数のオプションから記憶度を
判別する必要があるのに対して、mikanhは、一つの単語の判別に「覚えている」「覚えていない」と言う二択のみをすることということ。

基本的な考え方自体は同じようですが、徹底的に一つの単語にかける時間を短くしているのがmikanなわけですね。

また、忘却曲線理論などを実装しているという意味では、iKnowというサービスもあります。
http://iknow.jp/

ただ、これは多くの単語を覚えるというより、少数の単語を時間をかけて徹底して覚えていくと言う感じです。

ちなみに、私だけではなく宇佐美さんも試したことがあり挫けたそうです。

私の知人何人かも実践していて、ほとんどの人は挫けています。
とはいえ、継続できている方の評価は高いので、続けていくと何かが見えてくるのかもしれません。

「2020年までに日本人全員バイリンガル!」

宇佐美さんは、「2020年までに日本人全員バイリンガル!」というのを目標に掲げているそうです。

これは、そんなに大したことではなく、「プログラミング言語でもOK」”Hello!”を話しかけられればOKというレベルのものとのことです。

「実際にみんなが普通にそういうことが出来れば世の中が変わるだろう」とのこと。

例えば、私が中学生の頃、ある女の子が英語の授業中「(英語の)ネイティブっぽい発音」をしてました。
周りは、それを茶化すような雰囲気でした。
たぶん、私もそう思っていたと思います。

一方、最近あるところで中学生に英語を教えたところ、「ネイティブっぽい発音」をあからさまに茶化してくる子どもがいました。でも、ハーフの子が、ネイティブな発音をしている分には問題無いのですよね。日本人の顔をした人が「ネイティブっぽい発音」をしていると駄目みたいです。

これは、もちろん今でも「ネイティブっぽい発音」をすることが普通の環境だとこんなことは起きないわけです。

周りみんなが「ネイティブっぽい発音」をすることが普通になるティッピング・ポイントに達すれば、日本人の意識も一気に変わるだろうと思います。

「2020年までに日本人全員バイリンガル!」が達成された状態というのはそういうことなのでしょう。

英語ができるようになるためには・・・

時間をかけることと言う話が宇佐美さんとのインタビューの中でありました。

「日本人は英文を読める人は結構いるけど、話せる人は少ない。それは、口から音を出した(スピークアウト)した経験が圧倒的に短いから。」
だろうとのこと。

宇佐美さんは、TOEFLの学習で、模範解答のようなものを使ってひたすら話す(読む?)ということをやっていったそうです。
それだけで、できるようになっていったとか。

結局、ビビらずに音をたくさん発した人が話せるようになっていくそうです。

例えば、lifenotes.jpでも、英会話の練習のための勉強会を開催していたことがありました。そこでは、やはり話す人はできるようになっていきます。

結局、ビビったり、いろいろ言い訳をしたりせずに、単純に音を発する(声に出す)とか、たくさん読むとかした人ができるようになっていくという側面は多分にありそうです。

これは、やはり単語についても同様で、どれだけたくさん触れたかというのもあるでしょう。
私の場合は、英文を読むストレスをもっと減らしたいので単語学習をしているのですが、mikanのようなアプリで集中的に英単語を学習し、分野を絞った英文に多く触れるようにするよう意識しています。

最後に

mikanは、これからもっと覚えやすいアプリに進化していくと思います。英語の学習に興味のある方は是非試してみてはいかがでしょうか。

宇佐美さん、ありがとうございました。

英単語学習アプリ・mikan

おまけ1

インタビュー中に触れているTechCrunchの西村さんの記事はこちら「2日で約3000語を暗記、スマフォ世代の英単語学習アプリ「mikan」はTinderライク」
http://jp.techcrunch.com/2014/07/29/mikan/

おまけ2:私の使い方のコツ

今の私のmikanの使い方のコツを書いておきます。
ここは、ブラッシュアップしたらまた更新しますね。

1.一つ一つ丁寧に覚えるのではなく、
接触回数を増やすことで記憶の定着させる
2.触れる単語数を多くすることで、
記憶している単語の量を増やす。
という考えがベースになっています。

さらに、インタビュー中、宇佐美さんも言っていましたが、復習というのはやってみると意外と楽しくできます。知っている単語の強度を上げていくわけですからね。

復習って、新しい単語が覚えられないとか、さくさく進みたいとか、新しもの好きだからとか、いろいろな理由でやるまでは億劫なものだと思います。

でも、この復習の効果を知ると、効果が高いのでやる気になります。

覚えている量も増えていくと、例えば英文を読んだりするのが楽になります。

そうするとやる気にもなるという好循環になっていくのだと思います。

是非、試してみてください。

英単語学習アプリ・mikan

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洗濯物干しまで、みかん色に染まっています。この徹底ぶりが気合と覚悟を感じさせます。ちなみに、バナナが吊り下がっているのは、レアジョブの加藤さん(社長)からの贈り物とのことでした。

今気づいたのだけど、インタビューに夢中になりすぎて、宇佐美さんたちの写真を撮り忘れました・・・ちなみに、宇佐美さんはさわやかなイケメンでした。

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「一番早く覚えられる英単語アプリ」mikan・インタビュー01(前半)

「一番早く覚えられる英単語アプリ」mikan・インタビュー02(後半)